2023年5月21日日曜日

MJイラストレーションズブック2023掲載&受賞のお知らせ



今年も掲載して頂きました

そして、初の装画を担当…!


また、本誌上で企画されたMJ賞 にて

〈金賞〉と〈宇野亞喜良 賞〉を頂きました


MJ賞詳細記事

http://minegishijuku.com/?p=30547

宇野亞喜良先生、山口はるみ先生、飯野和好先生、

ささめやゆき先生、南伸坊先生を審査員にお迎えした

豪華な企画です

書店でお見かけの際は、是非ご覧ください


ご購入はこちらから

https://mji.base.shop


■■■受賞者展開催予定■■■

6/2(金)〜6/7(水)ペーターズギャラリー

後日詳細告知予定





【MJ賞について】

MJ賞の企画&開催の告知を受けた際、

一番に感じたのは峰岸先生の、MJ生やMJブック、

そしてイラストレーション界全体への愛情や

盛り上がりへの期待でした


自分自身、ここ数年ほど満足な出来とは決して言えず

大きな課題を持ち越しながら

掲載して頂いている自覚がありました

なので、先生の熱意と優しさを受け

作品の出来の良し悪しは意識しつつ、

(いいに越した事はないですが)

それよりもまず第一に

必死で取り組むという事だけ意識しました



【宇野先生について】

自分がこどもの頃、とても感銘を受けて

ひたすら模写していたものがありました

父が集めていた小説の“浅見光彦シリーズ”の装画です

(内田康夫著/文庫本)

リアルなタッチで、おもに女性が描かれているのですが

単純な人物像ではなく

随所にファンタジーを感じさせる表現があり

「こんな自由な発想があって、

それをアウトプット出来る技術力」に憧れたのでした


ただ、当時は「装画」という単語すら知らず

その絵がどのような方によって描かれているかという事を

調べもせずにいたのでした


大人になってから、宇野亞喜良先生の存在と作品を知り

たちまちのうちに引き込まれてしまいました

MJに入塾したのち、

ゲスト講師として登場してくださった時に初対面

その後幸運にも、MJ展で作品講評頂き

(詩人の平岡淳子さんが推してくれたのでした)

宇野先生の個展が開催されれば勉強しに伺う日々…


そしてようやく気が付いたのでした

「あれ…?子どもの頃に見ていたあの本のカバーは

もしや宇野先生の絵…?」


自分でもびっくりするくらい

気が付くのが遅すぎるのですが

過去の自分の憧れと、

現在の自分の憧れがつながった瞬間の衝撃…


長くなりましたが

私は知らずのうちに宇野先生の存在に影響を受け、

今に至るようです

そして、そんな宇野先生からの受賞は

今の自分を励ますだけにとどまらず

挫折ばかりだった過去の自分が慰められるような

大事件でした


こんなに震えるような出来事は、

今後あるかどうかも分かりません

でも、何回もないからこそ

一生ものとして強く刻まれる事と思います

この受賞を受け、私がすべきは

「覚悟を決めて」「描き続ける」ことなのかなと

そんな風に思いました




審査員の先生方、

MJブック制作に携わられた皆様、

何より、MJ賞を企画して下さった峰岸達先生に

心から感謝致します

ありがとうございました!!


そして最後に

制作を常に全力でサポートしてくれる夫のよんこへ

よんこがいなければ、絵の1枚すらも描けなかったでしょう

いつもほんとにありがとう!!!


2023年5月1日月曜日

ラジオ生放送/トワ金出演無事終了

4/28、鴻巣フラワーラジオさんへお邪魔し
15時から4時間の生放送
[トワイライトアベニュ-767金曜日=トワキン]に出演して参りました
■アーカイブ配信はこちら (4/28放送分)


1月、2月と全2回に分けて放送された
[土曜日どお?どお?どお?=どどど]の
ゲスト出演(対談コーナー、事前収録)をきっかけに、
今回の出演が決まったのでした
■どどどアーカイブ配信はこちら (1/21放送分、2/18放送分)

また、どどど出演によってもたらされた変化をつづった記事もあります


どどど収録後の打ち上げで、番組DJのタッシーさんに
「トワ金出ちゃいます?」というノリでお声がけ頂き、
冗談半分に受け取った自分は二つ返事で「はい」と
日が経つにつれ、よりによって最も自信の無い喋りの世界に、
しかも4時間という長丁場、極め付けは生放送という事の大きさに気づき…
とんでもない約束をしてしまったと白目をむいても遅く…笑

でも、ベテランのタッシーさんがいらっしゃるし、
せっかくなら楽しもう!と最終的には開き直り
当日は観光気分で鴻巣へと向かいました



出演にあたっての宿題は、「救いの歌」を選曲理由と共に一曲紹介すること
そして、自分にとって特別な色を5色ピックアップし、
それぞれにまつわるエピソードをお話しすること

このふたつ以上に難しかったのが、「自己紹介に飾る冠ワード」…
タッシーさんは「歌イビト語ルことタッシー田代」といった具合に、
ただ本名を名乗るよりも賑やかしくといった感じに

そういうタチなのか、考えるほどに自虐的な色に染まってくので
自分が何者なのか(絵描き、ものづくり)分かりやすく、
若干の自虐(友達少ない)を添え
なんとか本番当日の朝に無事決定したのでした
どう名乗ったかは音源を是非ご視聴ください…



緊張して最初こそ声が震えましたが
ラジオ出演のきっかけを下さった方や、
どどどでも対談を聞いてくださったリスナーさん、
投稿メッセージで名前を呼びかけてくださった皆様、
そして何よりタッシーさんのフォローのお陰で
爆笑しながらあっという間にエンディングの時間を迎えていました

そして、放送終了後は居酒屋「さわ」さんにお邪魔致しました
まだ子供が小さい為(私がいないと寝つかない)、
打ち上げは短時間でお開きという運びとなりました
さわさんには無理を言って先行オーダーをさせて頂き、
到着後に速お料理を出して頂きました
お店の皆様のお心遣い、美味しいお料理に心から感謝しております

お通し/菜の花の和えもの
マグロぶつ
つくねタレ串
納豆つつみ焼き
はんぺんバター
サービスで登場した天ぷら&肉うどん!
ほんっっとうに美味しかった…!!



この日の全てに関わってくださった皆様、そして
日中は娘の遠足に同行し、帰宅後は息子も含めた3人で
留守を預かってくれた夫に感謝します
本当にありがとうございました




鴻巣駅前(4尺玉の花火)

INDIEラーメン

焼き芋の自販機🍠

16年の月日とラジオ出演

今年の1月と2月、
これまでの人生を振り返る大きなきっかけとなった
ラジオ出演がありました→アーカイブ配信はこちら  (1/21放送分、2/18放送分)

事前の打ち合わせ、実際の収録を通し、過去とじっくり向き合ったことで
今まで気が付かずにいた様々な事が浮かび上がってきました
そして、にゃんことみーこというオリジナルキャラクターの創作活動を
14年(キャラ誕生からは16年)続けてきましたが
始めた意味すらも、これをきっかけに気が付いたという
この衝撃と気持ちを忘れないために書き記します



自分は今まで、流れにまかせてラッキーで生きてきたので
努力の仕方が分からずに社会人3年目で挫折しました
やりたい事も、できる事もない
自信なんか持ちようもない
そんな人生を長らく送っていました

次の職場で夫(よんこ)に出会い
コミュニケーションから生まれたキャラクターが
今のにゃんことみーこでした
落書きで描いていた頃は
まさか作品として描いていくとは
考えもしませんでした

「にゃんことみーこを人生かけてやってみればいい」
とよんこが言ったのは、
キャラクターに価値を見出してくれていたというのもありますが
きっと、私が「自信を持って生きていくため」であれば
何でも良かったのだと思います
私の自身の無さが、これまでにがむしゃらに努力をした経験がなかったことが
原因だと分かっていたのでしょう

長らく、にゃんことみーこは私の言葉でしゃべり
私の願望を代わりに実現してくれていました
何を考えているのか手に取るように分かったのは
まさに私自身だったからです
そして、いつでも応援してくれました
色々と報われるといいね、と

でも、今はまったくの違う生き物となり
真正面から向き合わないと
ふたりの声は聞こえないし、
何を思っているのか分からない

そこで、気が付きました
私には、にゃんことみーこしかいないと思い込んでいたけれども
もしかしたらそんな事はないのかもと
16年もかけてふたりが
そう教えてくれたのかもしれません

やりたい事も、できる事もいっぱい出来たこと
もう自信を持って生きていいよと

ふたりに手を引いてもらって歩いてきましたが
今は自分で歩けそうな気がしています

私の人生でかけがえのない存在となった
にゃんことみーこ
この先は、ふたりに恩返しが出来たらなと
そんな風に思っている
16年目の春です




実際に使用されたプロット+自分なりに整理した書き込み
とても細かいのでご興味ない方はスルーしてください